こんにちは。東京千代田区飯田橋にある、反り腰専門ランバー整体院の石川です。
今日は、最近私が取り組んでいる趣味の話をしたいと思います。
私は、休日、合気道をしています。
みなさんは「合気道」という武道をご存知ですか?
よく動画などで、小さいおじいさんが、一人で大きな男性を次々に倒していくようなものを見かけますよね。あまりにも簡単に男性が倒されるため、多くの方は「どうせやらせでしょ?」、「合気道なんてインチキ」などと思うはずです。
しかし、これらは、実際にやってみればわかるのですが、男性たちは悶絶するほどの痛みにより、本当に倒されているのです。体格が大きければ有利になるなど、そう簡単にはいかないのが合気道のおもしろい所ですね。
また、合気道は、整体とよく似ていると言われている武術なのです。
「武医同術」という言葉があるように、昔から、武術と医学は非常に近いものと言われてきました。
相手の関節を制するという意味では、合気道も整体も同じです。
合気道の基本は、攻撃してくる相手の力を利用し、カウンターの要領で関節技をかけることです。
どんなにマッチョで体格のいい人でも、関節というものは鍛えることが難しい部位ですよね。
なので、小柄な女性や年輩の方でも、基礎が身についていれば、力を使わずとも、体格関係なく相手を制することができるという訳なのです。
相手の攻撃が強ければ強いほど、こちらが脱力して受け流すことで、相手は勝手に崩れてくれます。
これは整体でも言えることで、お客様の身体の緊張が強ければ強いほど、施術者は脱力して体重を乗せます。こちらも緊張して力に頼ってしまうと、相手はもっと大きな力を使って抵抗しようとします。
どちらにも大事なのは、力と力をぶつけない事。
相手の緊張や力をうまく受け流すという事を、私は施術でも合気道の時も意識するようにしています。
整体の技術を合気道に使えたり、合気道の動きを整体に活かすこともできるので、どちらもとても勉強になります。
また、合気道の技は、達人が本気で相手を制そうとすれば、簡単に腕を折ったり、肩や肘を脱臼させることができます。
ですが、これらの技は、基本に沿って安全にかけることで、技を受ける人は肩や手首などのストレッチにもなり、やっているうちに関節の動きが良くなってきます。
合気道を年輩の方にもおすすめできるのは、そのような効果もあるからなのです。
整体も、固まってしまった関節や筋肉をを少しずつ動かして、本来の動きを取り戻していきますよね。
なんとなく、整体っぽいと思いませんか?
実際、合気道の有段者で、技を磨くために整体やカイロプラクティックを学ぶ人がたくさんいます。
まさに、人間の身体を知り尽くした達人には、何をしても勝てる気がしませんね…
ちなみに、合気道の演武がどうしてもインチキっぽく見えてしまうのは、技を魅せるために、受け側がわざと大きく受身をしているからでもあります。
普段の稽古では、あまり派手に回ったりしません。(ここだけの話…)
しかし、受け側の痛みや、簡単に畳に倒されてしまうのはインチキなしの事実です。
私も痛すぎて何度泣きそうになったかわかりません(笑)
それでも信じられない力自慢のアナタ!
ぜひ一度、合気道の体験をしてみるのをオススメします!
Comments