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  • 執筆者の写真lumbar

【症例】在宅勤務になり、ソファで仕事を探し続けた結果…腰痛になる…

【お客様情報】

会社員 男性 27歳  新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務を余儀なくされる


【症状・お悩み】

4月に緊急事態宣言が発令されてから、会社から在宅勤務を命ぜられました。自宅には、会社とは違って、仕事をする様な環境は整えていないので、ソファーに座りながらノートパソコンで仕事をしています。


ソファーで仕事をしていると、段々と腰や背中が痛くなり、肩もすごくコリます。1カ月近く、ごまかしながら仕事をしていましたが、段々辛さが増してきて、現在は、仕事に集中が出来ません。


何となくですが、背骨が歪んでいる様な感じがします。特に腰痛を酷く感じるので、何とかして欲しいです。


【観察・コメント】

反り腰の検査をするも、反り腰ではなかった。(この男性は、反り具合が手の平1枚位で、正常であった。)


次に、腰の可動域(動く範囲)の分析及び、背骨のしなり具合を確認した。結果、腰の可動域が狭まり、背骨が、ほとんどしならない状態であった。腰椎(腰の背骨)と胸椎(胸の背骨)に歪んでいる事が判明した。

ソファーや椅子に座る姿勢で、座面に浅く座り、背中の真ん中辺りを背もたれに付けて座る方をよく散見する。

この様な姿勢は、下部胸椎(胸の背骨の下の方)が硬縮し歪みやすく、腰椎(腰の背骨)の動きも制限される。また、脚を組むことにより、骨盤が歪み更に腰椎(腰の背骨)の動きに制限が掛かり、股関節の動きも悪くなってしまう。(腰椎骨盤リズムといって、腰椎(腰の背骨)・骨盤・股関節は、連動して動いているため)。


この男性は、脚を組む癖があるとのことで、骨盤の歪みを確認したところ、骨盤が歪んで左右の脚の長さが、2.0㎝もの差が生じてしまっていた。


以上の事が原因で、酷い腰痛を発症したのだと判断した。


また、肩こりに関しても、胸椎(胸の背骨)の硬縮し歪む事で肩甲骨の動きに制限が掛かり、不良姿勢になりやすい。それにより、肩甲骨や肩周りの筋肉の血流が悪くなる事で、こりやすい状態になっていた。


【施術・アドバイス】

施術としては、胸椎(胸の背骨)及び腰痛(腰の背骨)を中心に矯正し、肩周り肩甲骨周りの筋肉をほぐすだけでなく、その筋肉が付着している関節の動きをつけた。股関節と骨盤と腰椎(腰の背骨)は連動している為、関節に動きをつけながら骨盤周りの筋肉を緩めた。


また、自宅のデスク環境について、アドバイスさせていただき、なるべく不良姿勢にならない様に気を付けていただいた。


施術を重ねる毎に、段々と骨格が整い、筋肉が弛緩し関節の動きがついたところで、良い姿勢をキープする為にセルフトレーニングとして、自宅で簡単に出来るインナーマッスル(体幹)トレーニングを伝えた。


その結果、現在は、在宅勤務前よりも集中して仕事が出来ているそうで、私としても嬉しく思う。







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