こんにちは。東京千代田区飯田橋にある、反り腰専門ランバー整体院の石川です。
今回は、美容師さんの腰痛について書きたいと思います。
私の知り合いには、美容師さんがたくさんいます。
私自身、カットモデルや撮影モデルなどでよくお世話になり、「美容師」というお仕事を身近で見る機会がたくさんありました。
そこで思ったのは、美容師は、とにかく身体も心もボロボロになってしまう程、過酷なお仕事だということでした。
手荒れなど、薬剤アレルギーで美容師をやめるという話はよく耳にしますよね。
しかし、中には、腰を痛めてしまい、やむなく退職する方もたくさんいるようです。
そこで、離職率が高いと言われている中、頑張っている美容師さんや美容学生さんに向けて、腰を痛めないためのアドバイスをさせていただければと思います。
美容師さんが腰を痛める原因は、ズバリ、前傾姿勢での作業が圧倒的に多いという事です。
中でも、身長が高い人の方が、腰を痛めやすいです。
特に、シャンプーの時が、一番腰が辛いのではないでしょうか?
シャンプー台の形や使い方、高さなどは、お店によって様々なので難しいですよね。
しかし、おそらくほとんどの美容師さんが、身体を丸め、屈んだ状態で重い頭を持ち上げながらシャンプーしていると思います。
お客さんのデリケートな部分を扱うので、神経も使いますよね。
この時、意識していただきたいのは、上半身から屈むのではなく、脚を使うということです。
できるだけ上半身はそのままで、膝を曲げる、もしくは脚を開いて高さを調節します。
これは、シャンプーの時に限らず、カットなどの時も意識してください。
早いうちにその姿勢を癖づけていけば、腰痛に困る事は少なくなるはずです。
カットの際、椅子に座るのもいいですね!
もう一つ、腰痛を引き起こす意外な原因として、シザーケースの付け方があります。
シザーケースは、一つあたりの重さはそんなに重く感じないですよね。
ですが、そんな物でも、一日中、週六日も付け続けるとなると、相当な負担になります。
特にケースを腰に巻いて付けている美容師さん。要注意です。
緩めに巻いてしまうと、もちろん重さで段々落ちてきますよね。
その際、ケースを落とさないように、無意識のうちに腰を反らせてしまいやすくなるのです。
反った姿勢は、腰に大きな負担をかけてしまいます。
「自分、反ってるかも…。」と、思ったら、紐を短くするか、肩にかけるタイプにしましょう。
また、肩にかけるタイプも、ずっと使い続けてしまうと、肩コリや体の歪みを引き起こしてしまいます。
その時の身体の状態に合わせて、たまに付け方を変えてみるのがいいかもしれませんね。
ずっと憧れて、やっと美容師になれても、腰痛によってやめなければならないのは本当に辛いですよね…。
しかし、普段からちょっと意識するだけで、今後の美容人生が大きく変わってくるかもしれません。
同じ「施術者」として、頑張る美容師さんたちを心から応援しています!
댓글