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執筆者の写真lumbar

剣道と腰痛



今日は、私の剣道経験を生かした、剣道と腰痛の関連についてお話したいと思います。


特に初心者の方、お子様が剣道をされていて腰痛の症状が出ている方の参考になればと思います。


先ずは、剣道の大きな特徴をまとめてみます。


・利き腕に関係なく、一般的な構えでは右足・右手が前 

体幹をまっすぐにして姿勢よく構える

打突時は右足踏み込みですり足をする

相手の体制を崩す際に体当たりをすることがある

体に防具を装着する


基本、剣道は左右非対称です。

それにも関わらず正面から見た画は左右対称を目指します。


つまり体の一部に負担がかかっている状態で体幹をキープしているわけです。


また、素材・サイズにもよりますが防具は大人用で10㎏(子供用でも6㎏)程度あります。

自身の体重にプラスして負荷がかかるのでそれ相応の筋量が必要となります。


構え指導を受ける際は姿勢よくという言葉で背筋を伸ばす事が都度要求されます。

しかし過剰に背筋を伸ばしてしまう姿勢は反り腰状態を作りがちです。


さらに慢性的に反り腰状態の方や、構え時にそういった姿勢になってしまう方は剣道の激しい動き・打突・接触等で腰により負担がかかってしまいます。

腰が反った状態で左右非対称の動きをするのですから腰に大きな負担がかかることが腰痛を引き起こす原因となっていると言えるでしょう。



剣道は礼儀正しく、姿勢が良くなると言われ「礼に始まり礼に終わる」人間形成にも素晴らしいスポーツです。

しかしながら、一見すると良い姿勢もその程度によっては反り腰という不良姿勢ということになります。


体の柔軟性や体軸をしっかりと整える事はスポーツ上達の基本です。剣道に限らずスポーツでのパフォーマンスを上げていきたいと考えている方。一度、ご自身の姿勢をチェックしてみてはいかがでしょうか?



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